塩漬けでは叶わない美しい八重桜の香りと甘み
桜花爛漫 桜ジュレライスプリン
2022年度において、高知大会<新体験部門>でグランプリ、 JAPAN大会<新和素材スイーツ部門>で準グランプリを受賞。
八重桜がクリアゼリーの中で咲いた、春を告げる新食感プリン。まるで摘みたてのような桜本来の芳醇な香りや優しい味がするのは、桜を一房一房手摘みし、傷つけないように丁寧な手作業でその日のうちにシロップ漬けにするから。
美しい桜のゼリーと層をなすのは、高知県産の無農薬栽培米から作ったライスプリン。なめらかさの中にあるお米のプチプチ食感が楽しい。卵不使用だから、卵アレルギーがある方でも、みんなで一緒に花見をしながら食べられる。
桜の塩漬けを使ったこれまでの桜スイーツとは一線を画す、"本物"の桜スイーツ「桜花爛漫 桜ジュレライスプリン」とは。
梼原町
Kochi JAPAN
the blessings of nature
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丁寧な手作業が摘みたての
色や香りを再び蘇らせる
高知県梼原の八重桜
知る人ぞ知る。
高知県梼原町(ゆすはらまち)に花咲かせる八重桜は、四国山脈の気候と梼原町の適した土壌によって、花びらが40枚にもなるそのボリュームと高い香りが特長だ。そんな梼原町の桜に魅了された「株式会社SAKURA club」の中越孝子さんは、梼原町の桜を特産品にし、その魅力を全国に広めたいとこれまでに桜を使った数々の商品開発を行ってきた。
「桜を使った商品は多いけれど、塩漬けにするとせっかくの桜の香りや味が飛んでしまうし、好き嫌いも分かれてしまう。だから、大好きな梼原の桜を使って、塩漬けに頼らないこれまで誰も作ってこなかった本物の桜スイーツを作りたいと思いました」
中越さんは、桜を無農薬で10~15年かけて大切に育て、やっと育った桜は1房1房を手摘みする。傷ついて苦味が出ないように、花びらを洗うのも1ひら1ひら丁寧に。収穫した桜は、その日のうちに無添加にこだわって、ビートグラニュー糖と高知県産のオーガニックレモンの果汁のみで炊いて真空冷凍保存する。そうして新鮮な香りや美しい桜色をそのまま閉じ込め、また食べる時にはいつでも摘みたての桜を花咲かせることができるのだ。
桜のゼリーとお米のプリンが5層に重なる
桜を無駄にしないスイーツ作り
桜を使ってコンフィチュールやシロップを作ってきた中越さん。品質向上のための厳しい選別で、色の薄いものや花の柄が折れたものなど、全体の約30%の桜を畑に捨てていた。
「せっかくの桜がもったいない。廃棄されていた桜で何か作れないだろうか？それも、インパクトのあるものを。・・・卵を使わず、お米でプリンにするのはどうだろう？」
こうして開発されたのが「桜花爛漫 桜ジュレライスプリン」だ。桜の層は、クリアゼリーの中に花咲いた層と桜ジュレの層、花びら舞う桜ゼリーの層がある。それらが、高知県南国市の無農薬栽培米から作ったライスプリンと交互に重なっている。
「5層を作るために、1層ごとに冷蔵と冷凍を繰り返すのはとても時間がかかりますし、手作りなので生産量も限られます。ですが、お客様が味変を楽しみながら飽きずに美味しく食べ進められることを優先しました」と中越さん。
UNDISCOVERED
GEMS OF JAPAN GRAND PRIX
Chosen as the best of
Japan's finest local production
梼原町の桜を全国に広める第一歩
全国大会で準グランプリ受賞
中越さんは「桜花爛漫 桜ジュレライスプリン」でにっぽんの宝物グランプリに挑戦した。
試食した審査員からは「塩漬けの桜の香りとは全く違う、芳醇でリッチな香り。まるで果実のような風味・甘み・香り」「桜を体現したこの商品は、海外の人にも人気が出ると思う」と絶賛のコメントが数々聞かれた。
見事、2022年度において、高知大会<新体験部門>でグランプリ、 JAPAN大会<新和素材スイーツ部門>で準グランプリを受賞した。
さらに、翌年には、ほろ苦いキャラメルを合わせたプリンの上で八重桜が咲いた「桜キャラメルプリン」、梼原町の隣、津野町産かぶせ茶パウダーを使用したプリンに黒豆をトッピングした「土佐茶ライスジュレプリン」を詰め合わせた「桜花爛漫 桜ぷりんギフト」でグランプリに再度出場。2023年度においては、高知大会<調理・加工部門>でグランプリ、 JAPAN大会<和素材スイーツ部門>で審査員特別賞を受賞した。
塩漬けにとらわれず、桜スイーツの可能性にとことん向き合って生まれた「桜花爛漫 桜ジュレライスプリン」。そして、食べ比べが楽しい豪華な「桜花爛漫 桜ぷりんギフト」。ぜひ、春の訪れとともにお楽しみください。
